モバイルバンキングアプリとAIの未来

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AIの発達により、モバイルバンキングアプリは、利用者にとって口座残高確認のための単なる手段ではなくなった。銀行は、ユーザーエクスペリエンスにより焦点をあて、カードレスATM機能やデジタルアシスタントなど、新たな機能の実装に踏み切っている。

米メディア誌The balanceの記事によると、モバイルバンキングアプリとして、現在標準的だとされる機能は、スマートフォンの指紋認証などを活用したカードレスATMだという。また、Bank of AmericaのEricaなどのデジタルアシスタントは、消費者からの質問に、即座に回答する機能を備えている。AIによる機械学習が強化されるにつれて、たとえば消費者の月間支出を踏まえた金融商品を案内できるようになるなど、より能動的な提案が可能になると期待されている。

モバイルバンキングにおけるその他のトレンドとしては、スピンオフアプリが挙げられる。これは、銀行が新たな大規模アプリのリリースを視野に入れ開発した、ベータ版のアプリを指す。多くの場合、銀行側が迅速にテストできるよう、スタンドアロンとしてアプリが提供される場合が多い。これには、たとえばFifth Third’s Momentumのような、支出額の端数をローンの返済に自動的に充てる学生向けの節約アプリなどがある。今後他行からも、このような独自機能を備えたスピンオフアプリが発表されていくだろう。