JPモルガンチェース AIを活用したビジネス展開を模索

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Photo by iStock

米国の巨大投資銀行 JPモルガンチェースは、2018年8月、AI(artificial intelligence,人工知能)とMI(machine-learning,機械学習)サービス部門のグローバルヘッドとして、Apoorv Saxena氏を迎え入れた。業界筋によると、この人事は、JPモルガンチェースがAIを活用したビジネス展開を図る大きな賭けに出たことによるものと見られている。

KNOWLEDGE@WHARTONによると、Saxena氏は、金融機関のグローバル展開や新商品開発、顧客深耕といった場面で、AIをうまく活用したいと語ったという。また、AIを用いて、モバイルバンキングやデジタルマネーサービスを手掛けることで、従来の金融機関だけでなく、テクノロジー企業などが新たに業界参入する余地をもたらすだろうとのことである。一方で、たとえAIを活用したとしても、顧客の信頼を勝ち取り、コンプライアンスを遵守して付加価値の高いサービスを提供できない企業は生き残れないだろうとも述べている。

Saxena氏は、かつてグーグルでクラウドベースのAIを活用した商品開発責任者を務めていた人物である。氏は今後、JPモルガンチェースのアセット・ウェエルスマネジメントAIテクノロジー部門の責任者も兼任する。同社は、現在AIリサーチの分野に巨額の投資を行っており、Saxena氏によると、社内でAIを活用したビジネス展開を推進すべく、業界に精通した専門家チームを形成しているという。