AI活用で住宅ローンの利用拡大、今後は借り手の金融リテラシー向上が課題か?

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個人向けローンにおける融資のスピードは、借り手にとって重要な判断材料である。不動産ローンにおいてもそれは変わりなく、AIによって借り手と貸し手のマッチングが数分以内で可能となり、融資プロセスの大幅な迅速化が進んでいる。だが、AIを活用するメリットはそれだけではない。

米メディア誌PYMNTS.comの記事によると、LoanSnapの CEOであるJacob氏は、「ほとんどの貸し手が、商品説明に十分な時間を割けば、借り手が自分のニーズに最も適したローンを選択すると考えている。しかし現実には、借り手が住宅ローンの複利計算を完全に理解したうえで選択するとは思えない」と語っている。さらにLoanSnapのバリューは、「複雑で時間のかかるローンの価値計算をより分かりやすくし、借り手にスナップショットを提供することである」と強調したという。

メディア誌FORTUREの報道においても、BlendのCEOであるGhamsari氏が、「融資担当役員はすでにAIの副次的な利点、つまり住宅ローンをより広範な借り手にとって利用しやすいものにできるということに気付いている」と述べている。モバイルプラットフォームなどでローン申請のハードルが低くなることを考えれば、多くの低所得層が借り手となる。となると、長期的には借り手の金融リテラシーを向上させるようなAIプラットフォームが求められるだろう。