金融業界はAIをどのように活用しているのか

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金融機関は、AI(artificial intelligence、人工知能)の発展により、向こう数年間で最も多くの恩恵を受けると見込まれている。アナリストたちは、金融機関がAIを活用することで、2030年までに1兆ドル以上のコスト削減に成功すると予測している。

米経済紙フォーブスによると、金融業界は本格的にAIを活用したソリューション提供に乗り出しているという。チャットボットを利用した顧客サービスの自動化などがその一例だ。たとえばバンクオブアメリカでは、Ericaと呼ばれるチャットボットを開発し、音声・テキストメッセージで24時間顧客に対応している。つまり、高い人件費をかけることなく、顧客に対して即座に金融アドバイザリーサービスを提供できるようになったということである。

このほか、金融機関の事例として、ヘッジファンドなどの投資会社がAIによるデータ分析で、さらなるアルファ(利益)を追及していることが挙げられる。保険会社においても、AIを使ったリスクモデル開発への取り組みが進んでいる。また、シティバンクでは、詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)を回避すべく、機械学習(machine learning, MI)やビッグデータを活用しているという。