AIの恩恵を受ける金融業界

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ヨーロッパでは、毎年、1,220億件のデジタル取引処理が行われているという。一方で、AI(artificial intelligence、人工知能)を活用したデジタル決済も爆発的に拡大している。こうしたなか、詐欺事件も増加しており、特に決済分野においてAIの積極的な活用が求めらている。またAIを活用することで、KYC(know-your-customer、本人確認)プロセスの効率化も可能になるという。

英国メディアITProPortal.comは、金融業界がどのようにAIの恩恵を受けているかを伝えている。まず決済は、AIの恩恵を最も受ける分野だといわれており、2020年までに、グローバルベースで毎年7,260億件のデジタル決済が行われることが予想される。銀行送金やデビットカード、クレジットカード、eウォレット、モバイルウォレット取引等を通じ、デジタル取引高は年々増加すると見込まれているからだ。そうなると、人間の力だけでは、詐欺を防止したりやKYCプロセスを効率化することは難しいため、AIを活用した自動化プロセスの導入が求められているようだ。

AIは、人間が行うと45分を要する作業を、わずか2分で処理することができる。さらにAIは、処理能力が高いだけでなく、詐欺取引とそうではない実際の取引とを間違いなく区別するためのアノマリー(変則、例外)を認識する能力も有しているという。