デロイト・フランス、リスクモデル構築のためのAIを開発

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Photo by iStock

デロイト・フランスは、AIを活用したプラットフォーム「Zen Risk」を開発した。機械学習とデータ分析を活用することで、金融機関がリスクモデル構築プロセスを自動化・システム化し、信用リスク評価を改善する規則を作ることが狙いだ。

同社のホームページによれば、開発の背景は次の通りだ。2008年のリーマンショックを受けて、バーゼル銀行監督委員会は、内部モデルの監査ガイドラインを定めた。以後、予測モデルの使用を巡る規制は強まるばかりで、金融機関には透明性や安定性が求められてきた。そんな中、機械学習やAIを活用したリスクモデル構築は注目されているが、一方でアルゴリズムの精度などの問題から使用に歯止めがかかっている。現在の規制では、金融機関はモデル構築の方法や流れについて詳細な情報を提示しなければならない。また、今後数年でリスクモデルはさらに流動的になり、その評価が求められることも増えると思われる。これらの背景から、同社はプラットフォーム開発に至ったという。

Zen Riskを使用すれば、リスクを正確に測り、管理できるだけでなく、これまで数ヶ月かかっていたモデル構築を数週間に縮めることができる。その結果、リスクモデル構築にかかるコストもされ、業務担当者はビジネス・アナリシスに専念できるようになると見込まれている。